「自宅でブドウを作る方法」
そうです。ブドウです。
美味しい夏秋の果物ですね(^-^)
今回は、ブドウの中でも「
シャインマスカット」。
特に栽培で最も重要な「
房づくり」について書いてみます。
今回使用した樹はシャインマスカットの4年生樹。
実家の庭で栽培しております(^-^)
現在4本主枝・短梢剪定で仕立てています。
各県の果樹試験場報告によると
シャインマスカットは樹齢5年以降で味が安定してくるようです。
花自体は2年目から発生させることもできますが、若い樹の房は美味しくありません。
①セット
まず、ブドウの花穂(蕾)です。
長いです(^-^)。
この状態では蕾が数百あるので、蕾を切る必要があります。
これを「
セット」と呼びます。
今回は、種無しの処理をするので、花穂(蕾)のサイズは3.5cm程度にします。
支梗(蕾塊)を4段程度にするのが目安です。
ちなみに、花穂が湾曲したり、先端の支梗が2又になる場合があります。
その場合はこんな感じに2又の1つを落として整形します。
②一回目ジベレリン処理
セットが完了したら、今度は一回目ジベレリン処理を行います。
シャインマスカットの場合、
開花14日前~開花直前が処理時期になります。
ジベレリンは本来、種が出来てから分泌される植物ホルモンです。
人工的に添加することで受粉が完了し、種が形成された状態に誘導させます。
ジベレリン自体はホームセンターや農協で販売されています(^-^)。
濃度を25ppmになるよう調整し、容器に入れます。
今回は2ℓペットボトルを切ったものを使用。
これにセットした花穂を浸けていきます。
浸かった花穂はこんな感じ。
第一回目の処理はこれで終了です(^-^)
③花切り
一回目ジベ処理が終わって、花が咲きます。
この時にさらに花穂は大きくなりますので、支梗のバランスを見て花をさらに切り整えます。
④二回目ジベレリン処理
次に二回目ジベレリン処理です。
二回目の目的は、果粒肥大です。
時期は、
満開10~15日後で、同時にフルメット液剤2~5ppm可溶するとさらに玉伸びします(^-^)
やり方は第一回目と同様です。
ジベ濃度は25ppm。
⑤摘粒
2回のジベ処理後、花穂は大きく膨らみ花房へと変化していきます。
お店で売っているような房にするためには、最後に「摘粒」作業を行う必要があります。
今回狙う房のサイズは500~600g程度の房ですので、最終粒数は40~45粒にします。
摘粒には「摘粒鋏」を使います。これもホームセンターや農協で売ってます(^-^)
摘粒前の房はこんな感じ。
矢印➡が入った部分が粒数が多かったり、向きが悪いような粒がある場所です。
そういう部分を摘粒鋏で正確に切り落としていきます。
この時注意すべきなのは、
粒同士の間隔を確保する事と
房肩(房の上)の粒を抜かない事です。
で、摘粒後はこのような状態になります。
摘粒が終われば、防除したのち袋掛けを行います(^-^)
⑥収穫
お盆を過ぎてくると酸が切れ、糖度も乗ってきます(^-^)
糖度18度以上になればある程度おいしく頂ける状態です。
房の状態を見ながら、食べたいときに収穫!
これが自宅でブドウを作る面白さです(^-^)
このようにしてブドウ500~1000個程度の花を20分の1程度に限定することで張りのある甘いブドウになるわけです。
生態を知り、利用する。農業技術の発展は偉大です(^-^)